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Ciao Mamma♥チャオマンマ

イタリア生活の備忘録

長女のいびきはアデノイドと扁桃腺肥大が原因?!①【日本の耳鼻咽喉科】

1歳の頃から、特に冬になると鼻詰まりしていて就寝時のいびきは大人顔負けだなぁとは感じていた。

かかりつけ小児医からは幼児用の点鼻薬の処方箋をもらい薬局で購入。効果があるのかはよくわからないが、寝苦しそうにしてる時はこの点鼻薬をよく使っていた。

2歳の頃から義家族の家に一人でお泊りもするようになった長女。
そのいびきの大きさに義両親も驚いたと話していた。

義両親「息子ちゃん(夫)も子供の頃によく熱を出すから何でだろうと思っていたけど、扁桃腺を取ったらすっかり病気しなくなったんだ」

私はまた、息子ちゃんの話が始まったと半ば流すようにこの話をいつも聞いていた。
あなた達の息子ちゃんはそうかもしれないが、私の娘は違う!一緒にしないで!という気持ちから。

しかも夫は今でもものすごいいびきをかくし、睡眠時無呼吸もあるし、だらしなく口ポカンのときも多い。息子ちゃんの方がもう一度受診する必要があるのでは?!と言ってやりたい。


それから3歳、4歳になり相変わらず大きないびきの長女。
無呼吸と言われれば数秒間、その様な状態もあるかな?という感じで大袈裟には考えていなかったのだけど。
普段からポカンとだらしなく口を開けている事は私も気になっていた。
寝てるときも口ポカンのためかだんだん口臭もしてくるようになった。
長女が泊まりに行くとまた扁桃腺肥大のことを言ってくる義両親に内心イライラしていた。
長女と四六時中いっしょに居るわけじゃないのに、親ヅラして言わないでと!


長女が4歳の今年、アデノイド顔貌を知った。
…うん、たしかに長女の顔つきって生まれつきアジア顔だしこんなもんなだと思ってたけど、言われてみるとアデノイド顔貌になってきてないか?と気になってきた。

医療系に関してはよくわからなくても、容姿に関しては気になる母心。
だって女の子だもん、口が臭いとか口ポカン、横顔ぶさいくなんてダメダメ!!!

ここで漸く、かかりつけ医に鼻詰まりが酷いことを相談しにいくことに。

少し話がそれるけど、私はイタリアの医療機関が大嫌いで、出来れば遠ざけて生活したいと常々感じていた。

だって何度も予約のために足を運び、何時間も待たされ、専門医に診てもらえるのはまた何週間も先だったり、場所も遠かったり…こんな事情があると知っていればイタリアに嫁がなかったのにと心底後悔している。

ドクターから耳鼻咽喉科の予約のための用紙を受け取り、薬局内にあるCUPで予約を取った。
日本への里帰りの予定があったので予約日は2ヶ月ほど先となった。

日本では、湿度のある気候のおかげなのか夏だからなのか全くいびきもかいていなかった。鼻詰まりもないので、なんだやっぱり心配する必要なかったのではと安心した。
そう!!この4年、毎年思っていたのだけれど鼻詰まり、いびきが酷いのは冬季限定でほかは至って穏やかな眠りなのだ。

まぁせっかくなので、日本滞在中に耳鼻咽喉科にかかっておくことにした。

ほかに歯科や小児科にも行ったが、イタリアのそれとは違って当日に電話かネット予約できること(予約なしでもそんなに待たずに診てくれるところもある)

子供が飽きないようにキッズスペースが充実していることや、診てほしいところを当日にすぐ診てもらえることが素晴らしすぎた!!!薬も数日分の必要な量だけ処方されるので、イタリアみたいに薬局で10€以上もする薬を購入して結局そんなに服用しないまま消費期限が過ぎて破棄なんて勿体ないこともしなくて済む。

これは日本にずっと住んでいたらわからなかった有り難さだろう。


だいぶ話が逸れたが、耳鼻咽喉科では子供二人とも耳垢を取ってもらった。モニターに映し出される娘たちの耳の中。子供たちもおもしろがって全然嫌がらなかった。
長女は鼻詰まりといびき、口ポカンの相談もしてみると、すぐに鼻から細い管のカメラを入れてモニターで見せてくれた。
先生「アデノイドが少し大きいですね。まぁ4,5歳を、ピークに小さくなっていきますよ。気になるなら取っちゃうこともできますけど。どうします?」

え?!そんなこっちに丸投げなんだ?
…えーどうしますか?って言われてもよくわからんなーと頭をぐるぐる悩ませた。
もっと先生側から切った方がいいですね、とか言ってくれると思ってたから。

私「大体、他のお子さんは何歳頃に手術するんですか?」
先生「そうですね、小学校に上がる春休みのタイミングで取る子が多いですよ」

先生「睡眠時無呼吸症ですか?」
私「時々その様な状態になってますけど数秒間くらいです」
先生「まずは無呼吸症の検査をして…」

とういう話を聞かされた。
今すぐに私だけじゃ判断し兼ねるし、4歳過ぎたらアデノイド小さくなるって言ってるし、今手術なんて長女が可哀想な気もするし、あと1年様子を診てみようかしら〜とむやむや考えて何もしないまま帰ってきた。

因みにこの耳鼻咽喉科は実家から近所にあって通いやすく、しかも日帰りでアデノイド手術が出来るらしくここを選んで行った。
もし必要性を感じたら来年の里帰りの機会にでも手術させようかとふんわり考えてた。

その後、イタリアへ戻ってきたがもう耳鼻咽喉科には行ったし、予約の耳鼻咽喉科はかなり遠い場所だったのでキャンセルした。
ここまでが長女4歳夏の話。

【イタリア耳鼻咽喉科の予約】に続く
enna-it.hatenablog.com