バスタブの排水口を掃除したら修理費を請求された話 Vol.2
【更新日】2017年1月26日
先月、バスルームから下階に漏水してしまった件の続きです。
夫が業者さんと修理について電話で話し合ったところ、バスタブを全部外して排水管を調べる事になりました。
そうなると費用は10万〜45万はするとのこと。
居ても立ってもいられなくなった夫は、仕事も手につかないと早退してきました (・・;
夫が大家さんに電話して、私の誤った行為(排水口の掃除)に対する弁解と修理費の折半交渉(まだ見積もりは出てない)を試みると、大家さんは物凄い勢いで怒ってきたそうです。
大家「誰が排水口のネジを外して良いと言いましたか?!あなたの奥さんはignoranteよ!」
そう言われたとのこと。
イ、イニョ、イニョランテ〜!!?😬
て、どいう意味?教えてグーグル先生!😶
グーグル先生『無知な』
※英語だと【ignorant】イグノラント
だ、誰が無知だとー?!!😡😡失礼しちゃう!!
そりゃイタリア生活に関してはまだまだ知らないこと、日本では遭遇しなかったことだらけですけど。
今回の件でまた新しいイタリア語&英語を覚えることが出来ました。😟
そして夫から私に対する罵倒が始まりました。
夫「この修理代は君の日本の貯金から出すんだ!もう君との生活はうんざりだ!今回のことが終わったら日本に帰国しろ!子供はおいていけ!」
なにくそー!悔しい悔しい悔しい!!
まだ私のせいだと決まったわけじゃないのに。ネジを外したら水漏れすると知ってたら開けてませんけどー?!そんなに大事なネジなら入居時に注意事項として伝えるべきでしょ?
この一件で派手な夫婦喧嘩をしてしまい冷戦状態だったのですが、その晩は子供のクリスマスのイベントに家族で参加だったので仲直りをし出かけました。
子供の存在がなければどうなっていたことやら。
それから1週間後に配管を交換する工事がありました。
その間の私の心境といえば、排水口のネジを外したことをついつい口を滑らせてしまった後悔の念と、高額な請求をされるかもしれないという不安で生きてる心地がしませんでした。
お風呂が使えなかった間は義実家でシャワーを借りたり、洗面台で洗髪しビデで股と足を洗うなどしていました。
いつも邪魔だから賃貸じゃなかったら即取り外したいと思っていたビデが大活躍です。
工事はどうだったかというと、バスタブ側面の排水管付近のタイルを割って外し中を開けてみるとそこには…
はい、でましたーーー!!
ほぅらね!
私は白でした。
もしかしたらネジを開けたことによる振動で劣化が一気に進んだと考えても、限りなく白に近いグレーでしょ。
そりゃ、排水口にシリコンつめても水漏れするのは当たり前ですよね。
施「これもう20年は経ってるよ、取り替えないと」
作業中に夫が職場から電話してきました。
夫「工事費はどっち持ちですか?」
施「それは大家と君で話し合ってくれよ。外した排水管は大家のところに見せに行くから」
その後も作業が続く中、今度は大家さんから施工さんに電話が。
電話のやりとりを聞いてると、どちらが費用持ちか聞かれてる様子。
施「それは⭕⭕さん(夫)と話し合ってくれ。とにかく現物を持って行くからいつが空いてる?金曜日ね」
施工さん、夫と大家さんの板挟みで大変だな〜でもそれ判断するのってアナタしかいないんじゃないかしら?
新しい排水管設置してセメントでバスタブの側面を閉じて3時間で工事が終了しました。
あれから約3週間…何の請求もこないという事は大家さんが工事費用を負担したという事なのだと勝手に思い過ごしています。
【追記:2017年1月18日】
大家さんの秘書から連絡がありました。
秘「今回の修理費は思っていたほど高くなく、500ユーロでした。」
これを聞いて私は
秘「なので今回は私ども(大家)が全額負担しました。」
となると思いきや、
秘「…なので、今回は折半で250ユーロ負担して下さい。」
と言ってきたわけです。
後日、請求書もポストへ投函されていました。穴の開いた原因はネジが当たったからだと記述してありましたが、ネジは短く当たることはまずありません。
しかも先は鋭利じゃない。
私達夫婦は、明らかに経年劣化によって漏水した事実を目の当たりにしたにもかかわらずまだ半分も責任を問われていることに腹が立ちました。
これはもう金額の問題ではない。
夫が上司や同僚、工具店などで排水管の写真を見せたら誰もが口を揃えて「これは劣化だ、大家はお金を取れるとこから取りたいんだよ」と言います。
夫は次に連絡があるまで待ち、その際は秘書と話し合うそうです。